ボナンザ負けた

■渡辺明竜王、史上初の公開平手対局で最強“将棋電脳”ＫＯ！（SANSPO.COM）
■渡辺竜王がコンピューター将棋王を下す（nikkansports）

ボナンザｖｓ人間は楽しみにしていましたが、どうやら人間の勝利に終わった模様。350人の観客が固唾を飲んで見守る中この対戦は行われたそうです。しかし勝敗の行方が気になったのはその場に居合わせた350人だけではないでしょう。あの米長邦雄がボナンザの実力について「渡辺竜王がプロ野球としたら、生きのいい新人。巨人に入団した当時の長嶋（茂雄氏）のようだ」と最大級の褒め言葉を。あと渡辺明竜王が漏らした感想が面白かった。「表情も読めないので、すごい手が隠されているのではと正直、不安だった」 　そら読めんわな。勝負ってのは純粋な将棋の上手さだけでなくこういった心理戦もあるのですね。

それにしても”コンピュータ対人間”て魅力ある構図ですよね。チェスにおいてはすでにコンピュータの方が強いのだそうで、この事を受け人間が新たにアリマアというゲームまで作ってしまったというから凄い。さらにゲーム開発者は「2020年までにアリマアで人間を打ち負かすコンピュータを開発した者に1万ドルの賞金を支払う」と宣言しているとか。ここはぜひボナンザ開発者にアリマアに勝てるプログラムを作ってもらいたい。そうすれば将棋こそが世界で最も奥が深いゲームになるんじゃないのかな！ならないの？