CDDB／恩返し

iTunes 4.8にアップデートしながら「卯月」さんのiMusicを眺めていてある記事が目に止まる。

iMusic:CDDBに関する話、CDDBへの情報入力や修正情報提供

■ユーザーがユーザーを助ける仕組み

CDDBが無ければ、曲名やら何やらを登録するたびに各ユーザーが打ち込まなくちゃいけない。でも一番最初のユーザーが設定した情報を他のユーザーが自動的に取込めればスゴく便利でしょ？今度自分が“一番最初”になった時にはお返しとして打ち込んであげる…そうした「ユーザー同士の相互補助の場」を提供しているのがCDDBってわけ。

だから普段皆さんがiTunesで取得しているCDDB情報っていうのは基本的に、ほかのどこかのユーザーが入れてくれたモノを利用させてもらっているってコト。レコード会社やCDDB提供元のGraceNote社が入れているワケじゃないんだよね（そうした仕組みでGraceNote社が利益を得ているのが良いか悪いか…っていうのはまた別の議論）。

Akamacにお気に入りのCDを滑り込ませると「Gracenote CDDB(R)にアクセス中／データ
ベースに問い合わせ中…」という画面が現れ、ちょっとするとiTunesに読み込ませたCDの
ジャンル、アルバム名、アーティスト名、曲名、時間などといった情報が表示されている。

（曲名）ロックンロール（時間）4:08（アーティスト）くるり（アルバム）アンテナ（ジャンル）Rock

嫁さんといつも「コレほんと助かるねー」と話していた。だって自分達で全く入力する必要が
ないんだもん！これらの情報を全部いちいち手入力してたら相当な労力と時間がかかる。
面倒くさがりの僕には大歓迎の機能なのである。

しかし仕組みまでは知らなかった。ネット上のどこかにあるデータベースから引っ張り出し
てんだろうなぁとは思っていたけど、まさか他のユーザーさんが入力した情報だったとは。

もともとCDDBは1995年、ボランティア運営によるCD情報蓄積サービスとしてスタートした
らしい。各々がCDDBサーバーに曲のデータを送ることで築き上げた膨大なデータベース
をみんなで共有しましょうよ、というコンセプトだ。すばらしい…。でも最初に入力した人が
情報を間違ってしまうこともあるのだそうで、そこは「卯月」さんが言うように冷静に正しい
情報と差し替えをして静かに貢献するのが大人なのではないかなー

残念ながら今のところ僕は”最初の人”になった経験がない。てか世界中のユーザー
の中で一番最初にそのCDの情報をアップロード出来るなんて素敵じゃないかい!?
もし今後そのような機会があるとするならば僕は次以降の人達のために緊張で震え
ながら、かつ喜びをかみしめながら丁寧に情報を送信することだろう。恩返し恩返し。