志賀高原ロマン美術館／谷厳寺／つるらー [お出かけ]
志賀草津高原道路を下り嫁さんの叔父さんの家へ。
渋温泉に向かう坂の入り口近くに新聞屋かつ本屋がある。ここがMさん（叔父さん）宅。
なんとこの山ノ内町でたった一件しかない本屋なのだとか。といっても実際利用するのは
地元の人達より観光客の方が多く、フラっと立ち寄り「珍しい本あるねぇ」と古い本を買って
いったりする。研究者とかなのだろうか。
Mさんは長野生まれの長野育ち。学者の様な風貌で背がひょろ高く、自然を、長野県を
愛する男である。特に”岩菅山”という山が好きなようで暇さえあれば登ってはそこに咲く花
とか動物、標高、山の形などを調べ、とうとう自分で本まで作ってしまったほどだ。カコイイ。
以前は長野に遊びに来る子供達に自然を語る”ネイチャーガイド”もしていたとか。
そんなMさんに連れられてまず”志賀高原ロマン美術館”に向かう。
この美術館を設計したのは黒川紀章という世界的にも有名な建築家。
長野オリンピック開催時は各国の人々が彼の作品を観に来た、とMさんは言う。
建築やデザインに興味がある義妹（二級建築士）は興奮しながら写真を撮っているが、
僕にはさっぱり理解できない。くろかわきしょう？きっと本名は”のりあき”なんだろうなぁ
などとくだらない事しか考えてなかった。あ、でもココ綺麗だなぁ。
いったん戻って昼飯を食べようと”玉川”という蕎麦屋に歩いて行くもののさすがはゴールデン
ウィークめちゃ混み。蕎麦屋に隣接するお土産屋のおばちゃんがのそーっと出てきて
「こりゃあ40分は確実に待つねぇ。そうだお土産でも見てってよ」と手にはもう”はやそばもち”
の試食品を持っていた。買っちゃった。はは、いいトコに店構えたね。
”玉川”を楽しみにしていた義妹には悪いが40分も待てないので違う所に移動することにする。
お土産屋のおばちゃんの声が後ろの方で聞こえた。「こりゃあ50分は待つねぇ。そうだ土産…」
しかしどこもかしこも混んでたり休みだったりで結局昼飯にありつくまで2時間はかかった。
上の写真は嫁さんが食べた”そば鍋”。美味いけど量が少ないぞー
日帰り旅行なので昼飯探しに2時間もロスしたのは痛い。
気を取り直して次にMさんが案内してくれたのは”谷厳寺（こくごんじ）”。境内に入るとすぐに
幹がぶっとい立派な木が！思わず写真を撮ってしまう。樹齢400年ともいわれるこのシダレ
ザクラは谷厳寺名物で見に来る観光客も多いようだ。今回は桜は散ってしまっていたが僕は
十分感動してしまった。満開の写真はこの方の「谷厳寺のしだれ桜」でぜひ見て欲しい。
すげーだろ！
シダレザクラの傍にぽつーんと咲いていたチューリップ。
オレンジ色が鮮やかでかわいらしい。
少し歩くと金色の仏像(?)が何体も見えてくる。
仏像の足元には「寅」とか「午」など十二支分書いてあった。なんだか気味が悪いなと
思いつつも「兎」を探して手を合わせておく。こういうのはノっておけばいいのだ、うん。
近くにヤマブキが咲いていた。本当に山吹色（あたりまえ）。
菜の花もあるでよー。色んな花が咲いていて、一番いい時期に訪れたのかも。
んー、それにしても僕は花なんかに全く興味はなかったのだがどうしてしまったのだろう。
30歳を越えたからだろうか…。まぁいいや。
寺を十分満喫した僕らは再びMさん宅へ戻る。
途中車の中でもMさんがそこかしこに咲く桃の花やりんごの花、流れる河や橋について
色々な話を聞かせてくれた。子供が夢中になっておもちゃを自慢するかの如く目を輝かせ
ながら笑顔で話すのが印象的だ。こんなに夢中になれるなんてうらやましい。
桃の花が咲き乱れるカーブを走っていると、Mさんは両手をメガホンのようにして景色に
向かって「綺麗ーーー!!」と叫んだ。うーむ、この人好きかも。
そんなMさんは地元「つるや」というスーパーの大ファンで、中でも”つるやオリジナル商品”
に魅せられてしまい毎日通っては新商品を漁る、自称「つるらー」なのであった。彼は
「いつかつるやは日本に流通革命を起こす」と言ってはばからない。
Mさん宅でつるやオリジナルの”あんず”と”プルーン”のシロップ漬けを頂いたのだが、
これが甘過ぎずジューシーでさっぱりしていて実に美味い。思わず皆でつるやに行こう
という事になり車を飛ばした。勢いでつるやをバックに写真を撮ってしまった。怪しい。
自分達へのお土産として”ブルーベリーのシロップ漬け”と”巨峰のジャム”を、祖母のために
”あんずのジャム”を急いで購入した。どれもMさん曰く「気合の入った商品」だそうだ。
義両親も気付くとつるやオリジナルで籠がいっぱいになっていた。
Mさんと別れる場所はつるやとなってしまった。
帰り際に「また懲りずに来て下さい」と笑顔で言ってくれる。…懲りずに？も、もちろんです！
そしてめでたく”つるらー”となった僕達は埼玉に帰るのであった…。
こんばんわ！黒川紀章さんの奥さんで、女優の若尾文子さんは、私の高校の先輩なんですが、元々東京の方が疎開で地方に来て、また戻ってしまったので、どこを探しても「ない」ことになっているのが、悔しいです(笑)。
平静15年の、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」で、たぶんもう、70歳ぐらいになると思うのに、堂々と淀君を演じきって、すごいな…と思いました。
…と、主旨にあまり関係のない＾＾;、トリビア的コメントですみません(笑)！
by ぷらたなす (2005-05-08 23:45)
ぷらさんこんばんわ～
黒川紀章さんは若尾文子さんの旦那さんでもあったんですね。
( ･∀･)つ〃∩ ﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰ
ググってみたら若尾文子の若い頃の写真を見ることが出来ました。うーん、かなりキレイだし色っぺーなー。”仙台一の美少女”と言われたのも頷けます（笑）。（ここに出てた↓）
http://www002.upp.so-net.ne.jp/harapeko/spa/08.html
ちなみに僕の高校出身の有名人といったら…定かではないけど緒方拳ぐらいかなぁ。しかも中退だとか…(＾＾;
by kasokage (2005-05-09 01:00)
すごいっ！数年前に検索したら、
そんなの、ひとつも無かったのにっ！！！
恐るべし、インターネット(笑)！！
そうなんです。「青葉繁れる」はいのうえひさしさんの高校時代がモデルですが、いのうえひさしさんの出身校と、私の出身校は歩いて10もかからないぐらいの距離なんです。
私が高校生のときの先生達は、その高校のご出身が多くて、いのうえひさしさんを知っている先生もいたんですよ。若尾さんは、本当にものすごくきれいな方でしたって。その先生も見に行ったクチだと(笑)。
数年前の同窓会のイベントは、なにかのご縁でいのうえひさしさんの講演会でした。ただで有名人が見れる！普段同窓会費もろくに払っていないのに、そのときばかりは申し込みましたよ(笑)。ああ見えて、生いのうえひさしさんは、それなりに有名人のオーラがありまして、決して美男子ではないのに（むしろ逆？）かっこよかったですよ、なぜか(笑)。
貴重な情報を大変ありがとうございました！！
by ぷらたなす (2005-05-13 01:27)