祝中日日本一!!!／25年待った／采配批判についての私的見解 [スポーツ]
やりましたねぇ、中日。
一夜明けた今日も興奮冷めやらず、気付くと口元が笑ってしまっているんですよね。マスク着けてなかったらただの気持ち悪いおっさんになってたとこでした。トーチューもちろん買ったどー
53年ぶりの日本一とのことですけど、53年とか全然ぴんとこない。僕にとってリアルな数字は25年。１番田尾がヒットを打ち、２番平野が送りバント、３番モッカがタイムリー後に４番谷沢がホームランを打った1982年に中日は優勝し、家にたまたま転がっていた「ヤングドラゴンズ」を貪り読んだkasokage少年は瞬く間に中日の虜となりました。
その日から他の球団に浮気することなく（ロッテは地元だから応援するけど、”好き”とは微妙に違う）、ずーっと応援し続けるも「日本一」という、ファンならば絶対味わいたい喜びを経験することが出来なかったのです。そして昨日2007年11月1日、ついに中日は日本一に…！そりゃあ涙も出るってもんですよ。25年間待ちましたからね。いやー感動をありがとうございました！
で、ここからはまあどうでもいいんですが、その後報道ステーションで古舘伊知郎とかいう人や楽天の野村監督が落合の采配に対してなんやかんや言って、せっかくの中日優勝に水を差しやがりましたけど、イチ中日ファンとして個人的な意見を述べさせてもらいます。
「采配が正しいか間違いか」なんて結果しか証明してくれません。８回までパーフェクトピッチングを続けた山井を９回で代えさせた時は僕も驚きましたが、”人生最大の重圧”を背負った岩瀬は、山井から受け取ったパーフェクトのバトンを見事に引継ぎ中日を勝利へ導きました。
もし山井を続投させていたら中日は日本一を逃していた、という可能性を否定出来る人は誰もいません。「９回にヒット打たれたら（岩瀬に）代えればいいじゃないか」「この試合負けたってまだ次の試合があるじゃないか」…どれも中日の日本一を約束するものではないですよね。
落合監督はあらゆる選択肢の中から、最も勝つ確率の高い、中日の野球の象徴である「守護神岩瀬でゲームを締めくくる」を選び最高の結果を出した。山井の完全試合は見たくなかったか。もちろん見たかったに決まってるじゃないですか。でも山井に挑戦させて日本一を逃してしまうのなら、山井のパーフェクトを途絶えさせてでも中日の日本一が見たい。それが中日ファンの、いえ、僕の気持ちと言っておきます。
「非道だ」「所詮個人よりチーム優先か」「つまらない野球だ」…。とまあ落合批判のオンパレードですが（笑） 個人よりチーム（勝利）優先…じゃないんですか？”勝ち”を放棄しているならともかく。「この試合に限って個人記録とかはどうでもいい」とは山井の言葉です。”非道”なんて周囲が言ってるだけ。個人の成長を考えてない、みたいな事を野村監督は言ってましたがこの経験で山井が成長しない理由があるんでしょうか。勝利が決まった時の山井の表情をちゃんと見たのでしょうか。
つまらないと思うのは勝手ですけど、僕は面白かったです。もちろん９回の交代も含めて。こんなドラマチックな試合はそうそうない。ここまで話題になっているあたり「つまらんつまらん」言いながら、みんな楽しんでいる証拠ですしね。ヤンキース松井の甲子園での連続四球だってそう。あれ、面白かったですよね。そういう意味でもこの試合も球史に、野球ファンの記憶に残る試合といえます。
つーか、どうでもいいとか言いながらこんなにダラダラ文章書いている件（笑） 今、落ち着こうとトーチューを読んでいたらこれまた核心的な記事が載っていました。
TBSニュース23にて
落合監督「続投させたかったが、マメがつぶれたので交代するとピッチングコーチに言ったらしい。そうでなくとも迷うところですが…」
マメつぶし自ら申し出る
「代わります」。８回までパーフェクト。ベンチに戻り、森バッテリーコーチに「体力的にどうだ」と聞かれ、自ら降板を申し出た。「個人の記録とかは、この試合に限ってはどうでもいいと思っていた。最後は岩瀬さんに投げてほしいという気持ちがあったので、代わりますと言いました」。「去年や今年前半のことを考えると感謝の気持ちしかない」
はっはっは。初めにこれ読んでおきゃよかった…orz まあそういうことだそうです。信じていいですよね？これであらゆる批判はなくなりますか。でも、落合監督は、誰が何と言おうと交代したような気もする（笑）
■落合監督「言わせておけばいい」（Yahoo!ニュース）
■山井交代の要因はマメ 不協和音はなし（Yahoo!ニュース）*11/3追加
まったく同感です。山井を続投させていれば、優勝よりもパーフェクトのプレッシャーでヒットどころかホームランという失投もあり得たと思うのです。優勝のプレッシャーだけで投げられる岩瀬の方が場馴れもしているし確率高いでしょうから。
by Sanchai (2007-11-03 01:59)
コメント＆nice!ありがとうございます。
そうですよね、パーフェクトのプレッシャーは守る野手にもかかるわけですし。岩瀬は岩瀬で山井の完全試合目前の交代、しかも盛大な「山井コール」の後ですからね。あの状況の中本当に最高の仕事をしてくれました。あ、いかん。書いてて涙が（笑）
by kasokage (2007-11-03 12:21)
見事日本一おめでとうございます！
野球が面白いのは実際にプレーをしている選手や監督だけでなく、試合を見ている人たちの一人一人が色々考えながら参加できるということにあります。一球一球の間に色々考え、絶対絶命のピンチでピッチャーと一緒になって配球を考えて緊張し、牽制球でフッと気を抜く・・・等々、ただボールを追っかけて走り回っているのをスピード感があって（間が無くて）いいなどというのとは本質的に違うのです。采配についても色々考えます。つまり皆がその瞬間は監督になっているのです。そして自分と違う采配をされると不満や怒りを感じるというわけです。選手となって打ったり、投げたり、捕ったり、走ったりはできそうにないけれど采配は自分でもできそうな気がするのです。だから自分ならこうするのにこの監督はなぜこんなことをするのかと批判してしまうのです。現役の監督は普通なら他のチームの監督の采配について批判はしません。当事者しかしらない事情があることを承知しているからです。野村監督については普通じゃないので仕方がないのです。彼はタレントとしてしゃべることでお金を稼げるとわかっているので、ただおもしろおかしくしゃべっているだけです。それにしても不愉快ですね。。。
by ばるしゃん (2007-11-03 21:06)
どうもありがとうございます！
久しぶりにプロ野球が楽しかったです。贔屓の球団を持つというのは良いもんですよ～
＞皆がその瞬間は監督
その通りですね。ネット上でもこの話題に関して議論されてて、支持したり批判したり中立だったりと内容は様々でした。いやー面白い。ひとつ言えるのは「好き嫌い」は理屈で説明出来ないってことですね。どうでもいい球団だったとしたら同じ状況で「つまらない」と言っていたかもしれません（笑）
by kasokage (2007-11-03 23:24)